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夢幻(ゆめまぼろし)

ボクの夢は
決まって過去

懐かしいキミと
何気ない日々を過ごしてる

そんな風景だけが流れていく

でも・・・

夢の中のキミには
顔がないんだ

キミの笑顔が見たくて

ボクが覗き込むと
現実へと引き戻される

そして・・・
目覚めれば 孤独との戦い

ふと思う

夢の中のキミは
本当にキミだったのかな?

現実の時間は
あまりにも残酷で

キミと暮らした
温もりすら奪っていく

あんなにも 日常にありふれてた

キミの笑顔
キミの怒った顔

そして・・・キミの涙

すべてが
ボクに向けて
送られたキミの心

そんな大事なモノを
ボクは少しずつ失っていく

そのたびに
キミは陽炎のように

いつか
ボクの前から
消えてしまうのかな?


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気がつけばふとキミの姿を探してしまう
現在のキミと過去のキミが交差する

何気ない暮らしが続く
それだけを願ってたはずなのに
ふたりの時間はいつの間にか
隔たりを生み出していたんだ

いつも片時もキミを追ってたはずなのに
そんな変化を見逃してたなんて
いまになって自分の愚かさを嘆く

いつもそうなんだ
大事なのはいまの一瞬一瞬なのに
こんな単純なことすら
ちっぽけな幸せに浸りきって忘れてしまうんだ

そう 目の前にあるモノは
永遠に存在するモノじゃないんだよね

幸せは儚くて壊れやすいモノだから
ふたりで注意深く見守り続けなくちゃいけなかった
キミの愛に甘えてたボクは大事なことに
いつの間にか背を向けて過ごしてた

独りになった部屋で思いながら堕ちていくボク
過去のキミがまだ暮らしてる
柔らかな笑みをボクに向けて
抱きしめようとして キミは消えてしまう
ボクの頬に涙を残して・・・


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生きることに目標すらなく
ただむげに過ごしているボクは
何の価値があって生きながらえているのだろう?

毎日 時間の風が通り過ぎてく
ボクがしていることなんて
後悔の過去に囚われた暮らし

何一つ変わることのないボクの考え方は
いつの間にか大事な友達すら失っていく

この取り残されていく感覚に
恐怖しながらも変われずにいる

昔見た希望や理想はすり抜けて
砕け散った欠片だけがボクの心に突き刺さる

他人のように上手く立ち回れず
自分の考えに固執し 見栄を張る

こんな自分に嫌気がさしても
こうでしか生きられないボクが存在している

ありのままの自分でいることと妥協していく部分
折り合いながら生きていくのが人間の生き方だと思う

ボクにはそれが出来ない
何かが欠如してるのだろう

欠陥だらけのボクの声は誰かに届くのだろうか?


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食事

時間が来る 

決まったように

機械的に口へと運ぶ

そこには温もりも

楽しみも無い

ただガソリンのように

注ぎ込むだけ

食べるという行為でさえ

今は苦痛を伴う

それでも生きる為に

今日も注ぎ込む・・・



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現実

子供の頃に見ていた大人は

自由だった

幻想・・・

人は大人に為るにつれ

不自由という名の自由に呑まれていく



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