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雲心月性
心の言葉が聴こえますか?
キミの傷跡
舞い降りる雪に身を委ねながら
僕は北の街で過ごした
ココは僕の第二の故郷
そして悲しい別れを強いられた街

キミとこの街で暮らしたのは
短い時間だったけど
沢山の想い出が詰まった街

北の街で暮らした一年は
キミに辛い思いをさせてしまった
今も変わらない僕の性格が引き起こした
僕とキミの両親との溝

キミはどちらも好きで
そしてどちらも選ぶコトが出来なかった
板挟みになったキミは
どんなに苦しかっただろう

「ごめんね・・・」
涙を浮かべて僕と別れたキミ
キミが謝るコトなんてなかったのに
僕は優しさが足りない・・・
いつも終止符が打たれる度に気づく

キミは感情的で、気分屋で
笑っていたかと思えば
すぐに怒り出したりしたね

キミと出逢ったのは東京だった
あの頃のキミは
心も身体も自ら傷つけていたよね
人前ではそういう仕草を
何一つ見せなかったキミ

「一緒に住んでいいかな?」
僕の背中越しに呟いたキミ
何故、僕を選んだのかは解らないけど
その時のキミは
心の隙間を埋めたかったのかな?

付き合い始めた頃は
感情が昂るとキミの手首には
傷が増えていった

どんなに言葉でなだめても
キミには僕の声は届かなくて
一本一本傷を作っていった

キミを止める術が無くて
僕もキミと同じ様に腕を引き裂いた
流れ落ちる赤い雫

涙で顔を濡らしながら止めるキミ
「もうしないから・・・」
泣きながら何度も何度も呟いたね

それでも暫くは感情が昂る度に
キミは傷つけようとする
その度に僕の腕にも傷が刻まれていった

あれからもう12年・・・
僕の腕に残った傷跡も随分と薄れてきた
それでもまだ残された傷跡を眺める度に
キミと暮らした日々を想い出す・・・



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photo by.JUNK

テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

コメント
二人だけにしか解らない
誰にも理解できない価値って存在するよね。
NOAはわかるよ、
ひと通り読んだ。
書くとホンの少し救われる、NOAの場合はそうだけど、
雲は?
2008/05/24(土) 11:28:21 | URL | NOANOA | [ 編集 ]
NOANOAさんへ・・・
傍から見ると「何で?」って思うコトでも、2人の間では理解してる存在価値はあるよね
付き合った子たちとの別れを語れば、多分「何で?」ってなるし、表面的には彼女たちの方が我儘に見える理由ばかりなんだけど・・・
そうせざるを得なかった「現実」が存在してる訳で、それは2人の間にしか解らないコトだからね

書くと救われるか・・・
どうなんだろう
事実や想いを書くコトによって、罪の意識を緩和させてるという部分では、救われてるのかもね(-_-;)ウーン
2008/05/24(土) 12:54:35 | URL | 雲 | [ 編集 ]



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