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雲心月性
心の言葉が聴こえますか?
日常
ドア一枚で隔たれた部屋に佇み
ただ眠るためだけに存在している 
彼女の部屋を眺めた
煙草を燻らせながら
そこには温もりは消えうせ
ただ打ち捨てられた
廃墟の様に佇んでいる

日々の暮らしは止め処も無く
流れ過ぎ行く 無言の中で
決まりきった挨拶だけが
日常会話のつながりで
後は僕と入れ替わった
彼氏の話題が彼女の口癖

僕が悔し紛れに言う嫌味さえ
ただ空回りするだけで
自分の惨めさだけが強調される
めっきり口数が減った僕は
益々「孤独」という暗闇に
引きずり込まれて行く

休日になれば僕一人が
この部屋に取り残され
音の鳴ることの無い
携帯を傍らに置きながら
周りの幸せを聞きながら
長い孤独との戦いが待っている

寂しさと孤独が僕を
押し潰そうとする
震える身体を丸めながら
決別するまでには
至らない勇気の無い僕は
ただ時間が通り過ぎるのを
廃墟の中で待ち続ける


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テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

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